仁和小学校は、明治2年(1869)に開校した上京八番組殷富校と九番組安嘉校が統合し、明治26年(1893)に仁和小学校となり、大正期に現在の場所に移転しました。
歴史資料室には衣(下駄)、食(羽釜、石臼)、住(炬燵、湯たんぽ)、農業(脱穀機)、仕事(座繰りや糸車などの機織り道具、秤、算盤)があります。また、「学校」に関するものとして、教科書や瓦などがあります。
また、「地域」の歴史を語るものとして、戦時中の資料があります。防空頭巾(ぼうくうずきん)やゲートル、ヘルメット、大日本国防婦人会の旗なども保管しています。その中でも、「大東亜鉛筆」には、政府が決めた公定価格、いわゆる「マル公」マークがついているものがあり、戦時生活資料を表す珍しい資料の一つです。
「衣」「食」「住」を中心に、西陣織や組紐台など「仕事」の道具もある。
戦時中に作られた鉛筆。公定価格である「マル公」のマークがつけられている。
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