朱雀第一小学校は、明治37年(1904)に葛野郡尋常小学校として開校し、大正7年(1918)に京都市に編入して尋常小学校となり、大正12年(1923)には朱雀第一尋常高等小学校と改称しています。
朱雀第一小学校収蔵の生活資料は、廊下の一角に展示しています。衣(藁草履、草鞋、草履、下駄)、食(飯櫃、笊、杵、煙草盆)、住(火鉢)、農業(犂)、漁業(筌)、仕事(秤、枡、算盤)などの道具がありました。また、マンサクの木で作った「ネソ」はイカダに組んだ木材をしばるのに使ったロープです。周辺には木材問屋が多くあり、川を使って木材を運搬していました。このように、地域の歴史を語る上で貴重な資料があります。
廊下の一角に展示しています。「衣」「食」「住」、「農業」、「仕事」の道具がある。
筏(いかだ)に組んだ木をしばるロープ。マンサク製。このあたりは木材問屋が多くあり、川を使って木材を運んでいた。
犂(からすき)は牛に引かせて田を耕す道具。焼印から山科区の山原鋳物製作所が製作したことがわかる。
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