正親(せいしん)小学校は、明治2年(1896)に上京十番組小学校として開校しました。
民具は「追憶の部屋」にあり、卒業生の有志が管理しています。一部屋は西陣織が中心で、高機(たかはた)や糸人形、日本各地の織物の布見本、絞り染めの工程などがあります。また、衣(草鞋(わらじ)、裁縫箱、ミシン)、食(スプーン、飯櫃(めしびつ)、煙草盆)、住(時計、湯たんぽ、こたつ、火鉢、カンテラ、行李)、仕事(そろばん、枡、秤、銭枡)などの民具も展示しています。
別の部屋には「正親」の焼印のある大八車や校舎の鬼瓦や棟札(むなふだ)など学校に関する資料があり、明治5年(1872)に明治天皇が京都に行幸の際の「天覧御沙汰書」もあります。
正親学区は西陣の南部にあり、4年生が西陣織を学び、地域の方が着物の着付けや高機による手織り体験の指導をしています。
追憶の部屋
教室2部屋分を展示に利用しています。1部屋には西陣織を中心として「衣」「食」「住」の道具、もう1部屋には「学校」「消防」に関するものを展示しています。
地域の方の協力で、4年生が機織体験と着付体験を行っている。
このサイトは、
令和2年度地域文化財総合活用推進事業(地域文化遺産)
京都の文化遺産総合活性化事業
普及啓発事業「学校収蔵民具の再発見事業」
の補助事業を受けて運営しています。
学校収蔵民具の再発見事業実行委員会
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京都芸術大学日本庭園・歴史遺産研究センター内
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