山階小学校

山階小学校は明治5年(1872)、山科ではじめての小学校、東野校として開校しました。明治13年(1880)には現在地に移転、山階校と改称して現在に至ります。

平成30年度、当委員会では山階小学校が所蔵する生活資料の一覧表作成と写真撮影を行ないました。収蔵資料は、北校舎に2部屋、南校舎の郷土資料室に1部屋の合計3室にあり、総数は200点以上にのぼります。

衣(笠、モンペ、藁草履、草履、洗濯板、盥、鏝、炭火アイロン)、食(羽釜、鍋、飯櫃、膳、茶碗、徳利、煙草盆)、住(ランプ、電話、ラジオ、こたつ、火鉢、湯たんぽ)、農業(鋤、鍬、犂、千歯扱、万石、唐箕、土臼)、林業(炭俵、背中当)、仕事(算盤、枡、秤)などの道具があります。また、学校で使用した地図や考古資料の模型などの教材もありました。

展示のようす

教室3つ分に展示している。衣食住の道具、農具などテーマ別に展示されている。

考古資料の模型

弥生時代の遺物の模型。銅鐸、勾玉、石包丁など主な遺物がある。