竈(かまど)

下から薪(まき)やワラを入れて、火をつけました。上には羽釜や鍋を置き、ご飯を炊いたり、湯を沸かしました。クド、ヘッツイなどともいいます。(明徳)

 

羽釜(はがま)

下からやを入れて、火をつけました。上には羽釜や鍋を置き、ご飯を炊いたり、湯を沸かしました。クド、ヘッツイなどともいいます。(明徳)

鍋敷

羽釜や鍋は底が丸くて不安定なため、藁で作った鍋敷にのせました。(山階)


飯櫃(めしびつ)とフゴ

羽釜で炊いたご飯は飯櫃に入れ、さらに飯畚に入れて保温しました。冬にはさらに隙間に布を詰めて保温しました。一方、夏には通気性がよいように竹製の飯櫃に入れました。(山階)

 

 

石臼

米や大豆などを粉にしました。穴から入れて、石臼を回すと上臼と下臼の間から粉がでてきます。(大塚)

味噌杓文字(みそしゃもじ)

味噌を作るときに、大鍋で大豆を混ぜる杓文字。各家庭で味噌を作っていました。(西院)


味噌桶(みそおけ)

できた味噌は甕や樽に入れて熟成させました。(洛央) 

煙管(キセル)

刻み煙草を吸うために使いました。火皿に煙草を入れて火をつけ、そっと吸い込みます。吸い終わると、煙草盆の灰筒に灰を捨てました。(洛央)

煙草盆(たばこぼん)

火入と灰筒をまとめてお盆にのせたもの。煙管(キセル)でタバコを吸うときに使いました。人が集まるとき用に複数用意されていました。(洛央)